トルコ西部で7階建てアパート倒壊、4人死亡、捜索続く
国営アナトリア通信は専門家の話しとして、建物が崩れた原因のついて、「近隣の地下鉄工事が関連している可可能性がある」と伝えている。
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トルコ北西部コジャエリ県で7階建てアパートの一部が崩れ、4人の死亡が確認された。当局が29日、明らかにした。
それによると、現場はコジャエリ県ゲブゼ中心部の住宅地。7階建てアパートの一部が29日未明に突然崩れ、5人家族が瓦礫の下敷きになった。
国営放送局TRTは43歳男性と37歳女性の遺体が収容され、18歳長女が救助されたと報じた。
当局は先に、14歳の次女と12歳長男の遺体を収容していた。
TRTは当局者の話しとして、「他にも倒壊に巻き込まれた人がいるとみられる」と報じた。
現場には600人を超える救助隊員が投入されている。
国営アナトリア通信は専門家の話しとして、建物が崩れた原因のついて、「近隣の地下鉄工事が関連している可可能性がある」と伝えている。
ゲブゼは北アナトリア断層線沿いに位置し、1999年に発生したマグニチュード7.6の地震で甚大な被害を受けた。この地震では約1万8000人が死亡した。
トルコは2つの主要な断層線が交差し、大きな地震が定期的に発生している。
イスタンブール近郊で4月末に発生したM6.2の地震では200人以上が負傷した。
23年2月6日に南部のシリア国境付近で発生したM7.8の地震ではトルコで5万3000人以上、シリアでは6000人以上が死亡した。
