◎このパイプラインはイラン西部の主要民族であるバクティアリ族が居住する地域にある。
イランの天然ガスパイプラインが14日未明に爆発した。国営イラン通信(IRNA)が報じた。
それによると、西部のカスピ海沿岸の都市から北上するパイプラインで爆発が確認されたという。パイプラインの全長は約1270キロ。
それ以上の詳細は明らかになっていない。
中央政府の天然ガスを管理する部門の責任者はIRNAの取材に対し、「現地の職員からテロ攻撃を受けたと報告を受けている」と語った。
それによると、数カ所で爆発と漏洩が確認されたという。
このパイプラインはイラン西部の主要民族であるバクティアリ族が居住する地域にある。この地域で反政府組織やイスラム過激派が活動しているという情報はない。
IRNAはテロ攻撃の首謀者に言及しなかった。
石油省の報道官は14日、IRNAに対し、「2011年のイスラム革命記念日(1979年2月11日)前後に起きた謎のパイプライン爆発を彷彿とさせるテロ事件であり、当局が捜査に当たっている」と語った。
イランは今週、革命45周年を迎えた。