イラク中南部で大規模停電、火力発電所が停止=国営メディア
首都バグダッドの11日の気温は47度に達した。
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イラク中部と南部の広い範囲で停電が発生し、電力省が復旧作業に当たっている。イラク国営通信(INA)が11日に報じた。
それによると、西部アンバル州にある火力発電所が突然停止し、送電網で障害が発生。大規模停電を引き起こしたという。
首都バグダッドの11日の気温は47度に達した。
電力省の報道官は声明で、「今日の午後、発電所が緊急停止し、全国の電力網で障害が発生した」と述べた。
国民議会(一院制、定数329)のエネルギー委員会も声明を出し、クルド人自治区は影響を受けていないと明らかにした。
イラクでこのような停電は珍しくない。国民は長年にわたり、発電機に依存してきた。
電力需要を賄うために太陽光発電に目を向ける人も多い。
石油省は火力発電所の不具合に関するコメントを出していない。
世界有数の石油生産国であるイラクは米国がサダム・フセイン(Saddam Hussein)元大統領を打倒して以来、国民にエネルギーを供給するのに苦労している。