イランとベラルーシ、二国間の防衛関係強化で合意
両国は西側諸国から厳しい制裁を受けており、貿易相手国を制限されている。
とイランのペゼシュキアン大統領(AP通信).jpg)
イランとベラルーシの両首脳が20日、防衛をはじめとする主要分野における二国間の関係強化に関する協定に署名したと発表した。
イランのペゼシュキアン(Masoud Pezeshkian)大統領はベラルーシの首都ミンスクでルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領と会談。13件の文書に署名した。
両国は西側諸国から厳しい制裁を受けており、貿易相手国を制限されている。
ペゼシュキアン氏は声明で、数十年にわたり欧米の経済制裁を回避してきた経験を踏まえ、イランはベラルーシがこうした措置を「無効化」するのを支援すると表明した。
ルカシェンコ氏はイランを称賛。「ベラルーシは同盟国であるイランの食料供給から軍事技術協力まで、あらゆる問題について協力する用意がある」と述べ、ペゼシュキアン氏を「友人」と呼んだ。
両国は防衛分野における協力の詳細については明らかにしなかった。この協定の対象分野には産業、観光、科学、技術、教育なども含まれている。
ベラルーシの木材加工業、化学工業、カリ肥料はイランに潜在的な利益をもたらす可能性がある。
両国はロシアの主要な同盟国である。
両首脳は声明の中で、「包括的戦略パートナーシップ条約の締結に向けた作業を開始する」と明らかにした。
ベラルーシはウクライナへの侵攻を続けるロシアを全面的にバックアップ。イランはロシアに自爆ドローンを供給している。