◎UNIFILはここ数週間、要員に対する複数の攻撃に直面している。
レバノン南部、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の兵士(AP通信)

レバノン南部で活動する国連レバノン暫定軍(UNIFIL)は29日、ヒズボラかその関連組織が発射したとみられるロケット弾が基地内に着弾し、平和維持要員8人が負傷したと発表した。

それによると、国境の町ナクラのUNIFIL本部の車両整備場にロケット弾が直撃したという。

オーストリア国防省は29日、この攻撃でUNIFILに所属するオーストリア軍兵士が負傷したと発表。この攻撃を非難するとともに、「現時点でどこからの攻撃かを明らかにすることはできない」と述べた。

同省によると、ロケット弾は午後12時58分に着弾。8人は軽傷で命に別条はないという。

UNIFILの要員総数は約1万人。オーストリアは約180人の兵士を派遣している。

オーストリア兵は物資や人員の輸送、車両の整備、燃料の供給、消火活動などの役割を果たす多目的後方支援部隊の一員である。

UNIFILはここ数週間、要員に対する複数の攻撃に直面している。

イスラエル政府はUNIFILに対し、レバノン南部から撤退するよう要求しているが、国連はこれを拒否している。

イスラエルのレバノン侵攻におけるレバノン側の死者は29日午前の時点で2710人、うち127人が子供であった。負傷者は約1万2600人。

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