◎爆発は省内で発生し、ハッカニ氏と警護官少なくとも2人が死亡した。
2022年9月23日/アフガニスタン、首都カブールのモスク近く、タリバンの戦闘員(Ebrahim Noroozi/AP通信)

アフガニスタン・カブールの官庁施設で自爆テロがあり、タリバン暫定政権のハッカニ(Khalil Haqqani)難民相を含む3人が死亡した。

タリバン当局によると、爆発は省内で発生し、ハッカニ氏と警護官少なくとも2人が死亡したという。

ハッカニ氏は武装組織ハッカニ・ネットワークの幹部の1人で、同組織の指導者であるシラジュディン・ハッカニ(Sirajuddin Haqqani)内相の叔父に当たる。

ハッカニ氏は強硬派であり、大きな影響力を持つ政府高官のひとりであった。

ムジャヒド(Zabihullah Mujahid)報道官はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「ハッカニ氏の死は大きな損失であり、彼は生涯をイスラム教の擁護に費やし、疲れを知らない聖戦士である」と書いた。

現地メディアによると、犯行声明を出した組織は確認されていない。

ハッカニ氏はタリバンが3年前に政権を奪取して以来、爆弾テロで死亡した最初の政府高官であった。

アフガンではこの政変以来、イスラム国(ISIS)系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。

IS-Kはシーア派教徒や少数民族だけでなく、タリバンも標的にしている。

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