◎イスラエルは宿敵イランと同盟関係にあるアサド政権の支配下に置かれている地域を数百回攻撃してきたが、空爆を行ったと認めたことはほとんどない。
シリア東部デリゾールで空爆があり、イラン人軍事顧問と世界保健機関(WHO)の職員を含む10人以上が死亡した。イギリスのNGOシリア人権監視団が26日、明らかにした。
それによると、イラク国境沿いの都市デリゾールで大きな爆発があり、イラン革命防衛隊(IRGC)の顧問1人とその護衛2人、イラク人9人、シリア人3人の死亡が確認されたという。
国営イラン通信(IRNA)もこの空爆でIRGCの顧問が死亡したと報じた。
国営シリア・アラブ通信(SANA)は治安筋の話しとして、デリゾール中心部の建物にミサイルが着弾し、女性や子供を含む少なくとも20人が死亡したと伝えている。
一方、WHOはこの空爆で42歳の男性職員が亡くなったと報告した。それによると、この男性は2022年からこの地域で働いていたという。
イスラエルは宿敵イランと同盟関係にあるアサド政権の支配下に置かれている地域を数百回攻撃してきたが、空爆を行ったと認めたことはほとんどない。