◎この攻撃でシーク教徒1人が死亡、7人が負傷し、タリバンの治安当局者1人も銃撃戦中に死亡した。
アフガニスタン政府は18日、首都カブールのシーク教施設が攻撃を受け、少なくとも2人が死亡、7人が負傷したと発表した。
タリバン当局者によると、武装勢力は施設内の礼拝所で爆弾を爆発させたのち銃を乱射したという。犯行声明は出ていない。
当局者は記者団に、「爆発物を生んだ車両が寺院の外で爆発したが、礼拝所以外で死傷者は報告されていない」と説明した。「武装集団は礼拝所に手りゅう弾を投げ込んだのち、銃を乱射しました...」
カブール警察の報道官によると、武装集団はタリバンとの銃撃戦の末、全員射殺されたという。攻撃に関与したテロリストの数は明らかにされていない。
報道官はこの攻撃でシーク教徒1人が死亡、7人が負傷し、タリバンの治安当局者1人も銃撃戦中に死亡したと述べた。
ソーシャルメディアで拡散された動画には、この施設と思われる建物から黒煙が立ち上り、銃声も記録されていた。
アフガニスタンではこの数カ月、イスラム国(ISIS)関連グループのひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が各地で相次いでいる。
首都カブールのモスクで17日に発生した爆弾テロでは少なくとも1人が死亡、7人が負傷した。
ISISは2020年3月にカブールのシーク教寺院を襲撃し、子供を含む礼拝者25人を射殺した。容疑者はこの時、手りゅう弾で礼拝者の動きを封じ込め、自動小銃を乱射したと伝えられている。