◎アフガンではイスラム国系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。
アフガニスタン当局は6日、北部バルク州マザーリシャリーフの市場で爆弾が爆発し、少なくとも6人が死亡、7人が負傷したと明らかにした。
タリバンによると、爆弾は道路脇に置かれた荷車に隠され、政府職員を乗せたバスの通過に合わせて爆発したという。
州警察の報道官は「6人の死亡を確認し、7人が医療機関で治療を受けている」と明らかにした。
爆発に巻き込まれたのは石油部門の職員と伝えられている。
ソーシャルメディアで共有された動画には破損したバスと爆弾が仕掛けられていた荷車の破片が映っていた。
爆弾はマザーリシャリーフの市場の近くに仕掛けられていた。地元メディアによると、タリバンの戦闘員が周辺を封鎖し、捜査に当たっているという。
東部ナンガルハル州でも同日、州都ジャララバードの市場で爆弾が爆発し、少なくとも6人が負傷したと伝えられている。
地元メディアによると、いずれの事件も犯行声明は出ていないという。
アフガンではタリバンが政権を奪取した昨年8月以降、イスラム国(ISIS)系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。
北部サマンガン州アイバクの宗教学校で先月末に発生した爆破テロでは少なくとも16人が死亡、20人以上が重軽傷を負った。