アフガン・ネット障害、タリバンが遮断否定「光ファイバーケーブル交換中」
アフガンでは9月29日、インターネットに接続できなくなった。
.jpg)
アフガニスタンのタリバン暫定政権は1日、全国的なインターネット遮断の報道を否定し、古い光ファイバーケーブルが老朽化しているため交換中であると発表した。
アフガンでは9月29日、インターネットに接続できなくなった。
タリバン暫定政権の最高指導者アクンザダ(Hibatullah Akhundzada)師は今月初め、不道徳を防止するとして、インターネット禁止令を発令。その後、複数の州でネットが遮断された。
タリバン当局者はパキスタン人ジャーナリスト向けのWhatsAppグループで共有した声明で「我々がインターネット禁止を課したという報道は虚偽だ」と述べた。
その後、ムジャヒド(Zabihullah Mujahid)報道官がX(旧ツイッター)に声明を投稿。「現在進行中の全国的な通信障害は老朽化した光ファイバーインフラが原因であり、現在交換作業中である」と書いた。
サービスがいつ復旧するかには言及していない。
世界各国のネット接続状況を監視する英団体ネットブロックスは9月29日、アフガン全土の接続率が14%に低下し、ほぼ全国で通信障害が発生、電話サービスにも影響が出ていることを示していると報告していた。
現地メディアによると、アフガンの民間航空会社カーム航空は地元テレビ局の取材に対し、「ネット停止の影響で運航を完全に停止したが、1日遅くにはカブール行きのフライトを再開できる可能性が高い」と述べた。
カブールで活動する援助当局も声明を出し、「ネット停止により、援助活動に大きな影響が出ている」と警告。復旧を急ぐよう促した。