◎アフガンでは2021年8月の政変以来、イスラム国(ISIS)系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。
2023年3月11日/アフガニスタン、北部バルク州マザーリシャリーフ、爆発で負傷した市民(AP通信)

アフガニスタン当局は11日、北部バルク州マザーリシャリーフで行われたジャーナリストの表彰式で爆弾が爆発し、少なくとも1人が死亡、子供を含む8人が負傷したと発表した。

地元警察によると、爆弾が爆発したのは市中心部にある公共センター内。爆弾は11日の現地時間午前11時頃に爆発し、ジャーナリストや関係者が巻き込まれたという。

タリバンの報道官はSNSに声明を投稿。「ジャーナリスト5人と子供3人が負傷し、警備員が死亡した」と報告した。

マザーリシャリーフでは9日に政府庁舎内で自爆テロが発生し、州知事を含む3人が死亡したばかりである。

表彰式に参加していた地元テレビ局のアナウンサーはAP通信の取材に対し、「気が付くと地面に倒れていた」と語った。

この表彰式はアフガンのジャーナリスト協会が主催したもので、独立系メディアのジャーナリストなどが参加していた。

アフガンの国連ミッションはツイッターに声明を投稿し、攻撃を「卑劣」と非難した。

タリバンによると、犯行声明を出した組織は確認できていないという。

アフガンでは2021年8月の政変以来、イスラム国(ISIS)系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。

この組織はシーア派の少数民族だけでなくタリバンにも攻撃を仕掛けており、マザーリシャリーフの政府庁舎で9日に発生した自爆テロでは犯行声明を出した。

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