◎アフガンでは2021年8月の政変以来、イスラム国(ISIS)系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。
アフガニスタン北部バグラン州のシーア派モスクで自爆テロが発生し、少なくとも7人が死亡、15人が負傷した。地元当局が13日、明らかにした。
それによると、爆発はバグラン州中心部の住宅地にあるイスラム教シーア派のモスク内で発生したという。
治安当局が現場を封鎖し、捜査に当たっている。
地元メディアによると、犯行声明を出した組織は今のところ確認されていない。
アフガンでは2021年8月の政変以来、イスラム国(ISIS)系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。
この組織はシーア派の少数民族だけでなくタリバン暫定政権にも攻撃を仕掛けており、多くの市民が自爆テロや襲撃に巻き込まれて死亡した。
タリバンの担当者が公開したモスクの映像には赤い絨毯が敷かれた床に散乱する瓦礫、私物、遺体などが映っていた。
タリバンはIS-K討伐を安全保障の最優先課題のひとつに掲げ、取り締まりを強化しているものの、暴力の連鎖が収まる兆しは一向に見えない。