◎今のところ犯行声明は出ていない。
アフガニスタンの首都カブールで11日、爆弾を積んだミニバスが路上で爆発し、少なくとも4人が死亡、数人が負傷した。
アルジャジーラによると、爆発はカブール東部の地区で発生したという。
警察の報道官は現地メディアの取材に対し、「政府の治安部隊が爆発したミニバスの調査を進めている」と語った。
地元メディアによると、死亡した4人はミニバスの近くを通りかかった市民とみられるという。バス内に人がいたかどうかは分かっていない。
この地区はスンニ派が多数派を占める。地元メディアによると、今のところ犯行声明は出ていないという。
アフガニスタンではここ数カ月、爆弾テロが多発している。
先月終了したラマダン期間中には各地のモスクで爆弾が爆発し、数十人が死亡した。一部のテロではイスラム国(ISIS)関連組織のIS-K(イスラム国ホラサン)が犯行声明を出している。
攻撃の多くはシーア派コミュニティを標的としており、買い物などに利用されるミニバスが爆破される事件も発生した。
北部クンドゥズ州で4月22日に発生したモスク爆破テロでは少なくとも33人が死亡、数十人が負傷している。