◎地元メディアによると、6日のテロ現場と5日のテロ現場は目と鼻の先だという。
2022年8月5日/アフガニスタン、首都カブールのシーア派居住区(Getty Images/AFP通信)

アフガニスタン政府は6日、首都カブールのシーア派が多く住む地域で爆弾が爆発し、少なくとも2人が死亡、22人が負傷したと報告した。

タリバンの報道官によると、爆発はカブールのイスラム教シーア派系住民の居住区で発生した。負傷者22人のうち1人は重体だという。

犯行声明は出ていないと伝えられている。アフガンではこの数カ月、イスラム国(ISIS)関連グループのひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。

地元メディアによると、6日のテロ現場と5日のテロ現場は目と鼻の先だという。

シーア派のモスク近くで5日に発生した爆弾テロでは少なくとも8人が死亡、18人が負傷した。タリバンはISISが犯行を声明を出したと報告している。

IS-Kはタリバンの安全保障上の最大の課題とみなされている。この組織は2014年にアフガン東部で誕生し、全国に拡大した。米兵13人を含む180人以上が死亡した昨年8月のカブール国際空港の自爆テロもIS-Kの犯行である。

カブール近郊の地区で3日に報告されたタリバンとISISの銃撃戦では、警察官2人を含む5人が死亡している。

専門家によると、ISISはシーア派最大の宗教行事アシュラの妨害を企てている可能性があるという。

アシュラは喪に服す月「ムハッラム」の10日目に行われ、預言者ムハンマドの孫で7世紀に殺害されたシーア派指導者フセインを悼む行事である。

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