◎タリバン当局はトンネル内で燃料を積んだトラックが横転、炎上したと説明している。
アフガニスタン、東部パルワン州のサラン峠、爆発事故があったとされるトンネル(Getty Images)

アフガニスタン当局は19日、東部パルワン州のサラン峠のトンネル内で発生した爆発事故について、これまでに31人の死亡を確認したと明らかにした。

タリバンの報道官によると、少なくとも37人が重軽傷を負い、医療機関に搬送されたという。

事故は17日の現地時間午後8時30分頃に発生したと伝えられている。

このトンネルは1960年代に旧ソ連の支援を受け建設されたもので、現在もパルワン州と北部地域を結ぶトンネルとして利用されている。

タリバン当局はトンネル内で燃料を積んだトラックが横転、炎上したと説明している。一部のメディアはテロの可能性もあると指摘したが、事故の詳細は明らかにされていない。

州の保健当局は18日に少なくとも19人が死亡したと発表。その後の救助活動で死者は31人にのぼり、さらに増える可能性があると報告した。

カルザイ(Hamid Karzai)元大統領はツイッターに声明を投稿。犠牲者に哀悼の意を表した。

サラン峠はヒンズークシ山脈に位置し、首都カブールと北部地域を結ぶ道路のひとつである。標高は約3650mで、世界で最も高い地点にある山岳街道のひとつとして知られている。

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