◎現地メディアによると、大学の講師と学生を乗せたミニバンが爆発に巻き込まれ、大破したという。
5月29日、アフガニスタン東部カプサ州の道路脇に置かれていた爆弾が爆発し、少なくとも4人が死亡し、11人が負傷した。現地メディアによると、大学の講師と学生を乗せたミニバンが爆発に巻き込まれ、大破したという。
内務省のタリク・アリアン報道官は記者団に対し、「学生らを乗せたミニバンはアルベロニ大学に向かう途中だった」と述べた。
州警察の報道官は、「爆弾は遠隔操作されており、容疑者はミニバンの通過に合わせて爆破した」と主張した。
現地メディアによると、犯行声明を出した組織は現時点では確認されていないという。首都カブールの女子校で5月9日に発生した爆破テロも犯行声明は出されていない。このテロの死者数は60人を超えた。
アフガン情勢を研究している専門家はAP通信の取材に対し、「タリバンではなく、イスラム国(IS)またはそれに関連する別の組織による犯行の可能性が高い」と述べた。タリバンは女子校爆破テロへの関与を否定している。
カピサ州立病院のアブドゥル・カセム・サンギン主任は、ミニバンの犠牲者には医師も含まれていると語った。
米軍は遅くとも9月11日までにアフガンから完全撤退する予定。米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長は今月初めのインタビューの中で、「撤退が進むにつれてタリバンを含むイスラムジハード組織の攻撃は激しくなる可能性がある」と警告していた。