◎アフガンでは2021年8月の政変以来、イスラム国(ISIS)系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。
アフガニスタンを統治するタリバンは4日、北部バルク州のイスラム国(ISIS)拠点に夜襲を仕掛け、戦闘員6人を殺害したと発表した。
アフガンでは2021年8月の政変以来、イスラム国(ISIS)系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。
この組織はシーア派の少数民族だけでなくタリバンにも攻撃を仕掛けており、多くの市民が自爆テロや襲撃に巻き込まれて死亡した。
バルク州警察の報道官によると、タリバンの特殊部隊は3日深夜に州郊外のISIS拠点を急襲し、戦闘員6人を射殺したという。
それ以上の詳細は明らかにされていない。
タリバンは2021年8月にアフガン全土を席巻し、米国とNATOの撤退後、国を手中に収めた。
国際社会は非民主的なタリバンの政策、特に女性や少数民族の権利を制限するなどの措置を取っているとして、タリバン政権を承認していない。
バルク州マザーリシャリーフでは先月、政府庁舎内でISIS戦闘員が自爆し、州知事を含む3人が死亡。その数日後にはジャーナリストの表彰式がテロの標的となり、少なくとも1人が死亡、子供を含む数人が負傷した。