◎アフガンでは2021年8月の政変以来、ISIS系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。
2022年2月5日/アフガニスタン、首都カブール、タリバンの戦闘員(Getty Images/AFP通信)

アフガニスタンを統治するタリバンは9日、南西部ニムロズ州で対テロ作戦を決行し、イスラム国(ISIS)の戦闘員2人を殺害、1人を逮捕したと発表した。

同州政府の報道官はSNSに声明を投稿。「特殊部隊は市内のISIS拠点を急襲、制圧した」と書き込んだ。

それによると、タリバンの戦闘員と民間人に死傷者はなく、拠点からいくつかの武器を押収したという。

アフガンでは2021年8月の政変以来、ISIS系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)によるテロ攻撃が相次いでいる。

この組織はシーア派の少数民族だけでなくタリバンにも攻撃を仕掛けており、多くの市民が自爆テロや襲撃に巻き込まれて死亡した。

AP通信によると、タリバンは7日、東部パルワン州でISISの戦闘員1人を殺害、女性3人と子供7人を逮捕したという。

カリミ(Bilal Karimi)報道官は9日、APの取材に対し、「指導部は我が国の境界線と主権について真剣に考えている」と語った。「国民と政府はならず者たちを決して許しません...」

IS-Kは複数のテロに関与したと主張している。

カリミ氏によると、首都カブールの空港検問所近くで今年1月に発生した爆破テロと、昨年12月にカブールの中国系ホテルおよびパキスタン大使館での銃乱射事件を主導した男は同一人物だという。

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