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▽パキスタン政府はコメントを出していない。
アフガニスタン、タリバンの戦闘員(Getty Images)

アフガニスタンのタリバン暫定政権が隣国パキスタンに拠点を置く反政府勢力の拠点を攻撃した。タリバンが28日、明らかにした。

パキスタン軍は24日、アフガン東部パクティカ州の過激派拠点を空爆し、少なくとも46人が死亡した。タリバンは犠牲者の大半が女性と子供だったと報告している。

アフガン国防省はX(旧ツイッター)に声明を投稿。自軍はアフガンへの攻撃を組織・調整する悪意ある要素やその支持者の拠点や隠れ家を標的にしたと述べたが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

パキスタン政府もコメントを出していない。死傷者が出たかどうかも不明である。

一部の地元メディアは政府筋の話しとして、「タリバンの空爆によりパキスタン軍兵士19人とアフガン市民3人が死亡した」と伝えている。

パキスタン政府はタリバンが過激派の取り締まりを怠っていると非難しているが、タリバンはこれを否定している。

アフガンと国境を接するパキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州では近年テロが多発。その多くにパキスタン最大のイスラム過激派TTP(パキスタンのタリバン運動)が関与している。

TTPとアフガンのタリバンは別組織だが、思想は共有している。TTPは現在、アフガンの山岳地帯に潜伏しているとみられ、2022年11月に中央政府との停戦協定を一方的に打ち切った。

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