◎ナビザダ氏は2021年8月の政変以降もカブールにとどまった数少ない女性議員のひとりであった。
アフガニスタン、首都カブールの通り(Getty Images)

アフガニスタン当局は15日、首都カブールで元国会議員のナビザダ(Mursal Nabizada)氏と警備員が何者かに射殺されたと発表した。

現場はナビザダ氏の自宅1階。

ナビザダ氏は2021年8月の政変以降もカブールにとどまった数少ない女性議員のひとりであった。

タリバンの政権奪取以降に議員または元議員が殺害されたのは初めて。

カブール警察によると、2人は14日の現地時間午前3時頃に同じ部屋で射殺されたという。

また警察はナビザダ氏の兄弟と別の警備員1人が負傷したと明らかにした。

AP通信は関係者の話を引用し、「警備員の1人が現金と宝石を奪って逃亡した」と報じている。

アフガン旧政権のアブドラ・アブドラ(Abdullah Abdullah)前国家和解高等評議会議長は15日、SNSに声明を投稿し、ナビザダ氏の死を悼んだ。

またアブドラ氏は犯人が処罰を受けることを望むと述べた。「彼女は人民の代表であり、奉仕者でした」

一部の州議会議員も哀悼の意を表している。

ナビザダ氏は2018年に初当選を果たし、タリバンが政権を奪取するまで在職。タリバン復権以降は民間のNGOに勤務していた。

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