◎この爆発で少なくとも5人が死亡、15人が重軽傷を負った。
2022年4月19日/アフガニスタン、首都カブールにある学校前、タリバン当局者(Ebrahim Noroozi/AP通信)

アフガニスタン・首都カブールのシーア派教徒が多く暮らす地区で発生したミニバス爆発について、イスラム国(ISIS)が7日、犯行声明を出した。

ISISを支持するスンニ派のアマーク(Aamaq)通信によると、ISISのジハード兵がシーア派教徒を乗せたバスに爆発物を仕掛け、市街地を走行中に起爆したという。

爆発はカブール西部の地区で6日に発生した。

カブール警察の報道官によると、この爆発で少なくとも5人が死亡、15人が重軽傷を負ったという。

国連アフガニスタン支援団(UNAMA)はX(旧ツイッター)に声明を投稿。タリバン暫定政権に対し、加害者を捕らえ、裁判にかけるよう要請した。

UNAMAはこの爆発で25人が死傷したと報告。カブール警察の発表より若干多くなっている。

シーア派の少数民族が多く暮らす地区はISIS系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)のテロ攻撃を何度も受けている。

IS-Kシーア派だけでなくタリバン暫定政権にも攻撃を仕掛けており、多くの市民が自爆テロや襲撃に巻き込まれて死亡した。

この地区では昨年11月にもミニバスが爆破され、7人が死亡、20人が負傷。事件後、ISISが犯行声明を出した。

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