◎爆発はカブール西部の地区で発生。警察が現場を封鎖し、捜査を開始した。
アフガニスタン・首都カブールのシーア派教徒が多く暮らす地区でミニバスが爆発し、少なくとも2人が死亡、14人が負傷した。警察当局が6日、明らかにした。
それによると、爆発はカブール西部の地区で発生。警察が現場を封鎖し、捜査を開始した。
犯行声明を出した組織は確認されていないが、この地区ではイスラム国(ISIS)による自爆テロや襲撃事件が何度も起きている。
この地区では昨年11月にもミニバスが爆破され、7人が死亡、20人が負傷。事件後、ISISが犯行声明を出した。
10月26日にも同じ地区のスポーツクラブで爆弾が爆発し、4人が死亡、7人が負傷。これもISISの犯行であった。
タリバン暫定政権は先週、この1年間でISISによる攻撃が90%減少したと発表していた。
シーア派の少数民族が多く暮らす地区はISIS系組織のひとつであるIS-K(イスラム国ホラサン)のテロ攻撃を何度も受けている。
IS-Kはシーア派だけでなくタリバン暫定政権にも攻撃を仕掛けており、多くの市民が自爆テロや襲撃に巻き込まれて死亡した。