◎開戦からまもなく1年を迎えるガザの状況も悪化し続けている。
2024年10月2日/レバノン南部、イスラエル軍の砲撃部隊(AP通信)

イスラエル国防軍(IDF)は2日、レバノンの過激派ヒズボラとの戦闘で同軍の兵士8人が死亡、7人が負傷したと明らかにした。

IDFはレバノン南部でヒズボラと対峙する中、パレスチナ・ガザ地区への空爆も継続。ガザ当局は2日、直近の空爆・砲撃により、女性や子供を含む少なくとも51人が死亡したと発表した。

ヒズボラとガザのイスラム組織ハマスを支援するイランは1日、イスラエルに向けて200発近くのミサイルを発射。IDFは約180発のミサイルが国内の複数の施設に向けて発射され、そのほとんどを撃墜したとしている。

IDFは声明で、「レバノン南部での2回の戦闘で7人の兵士が死亡した」と発表した。この数時間前には22歳の大尉が戦死し、7人が負傷したと明らかにしていた。

IDFはレバノン全土で空爆を継続中、首都ベイルート南方の住民に退避を勧告している。一連の空爆により避難を余儀なくされた市民は100万人を超え、さらに増える可能性がある。

開戦からまもなく1年を迎えるガザの状況も悪化し続けている。ガザ当局はイスラエルの最新の空爆・砲撃により少なくとも51人が死亡、多数が負傷したと明らかにした。

レバノン保健省によると、IDFによる昨年10月8日以降の攻撃による死者は2000人近くに達し、約1万人が負傷したという。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は約4万2000人、負傷者は10万人近くにのぼっている。

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