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オマーン沖でボート転覆、フランス人観光客3人死亡

地元警察や救助当局によると、事故はオマーン湾に面する地区の沖合で発生。ボートにはフランスからの観光客25人に加えてツアーガイドと船長が乗船していた。
オマーン沖を航行する観光船(Getty Images)

オマーンの首都マスカット沖で27日、観光船が転覆し、フランス人観光客3人が死亡した。地元警察や救助当局によると、事故はオマーン湾に面する地区の沖合で発生。ボートにはフランスからの観光客25人に加えてツアーガイドと船長が乗船していた。

事故は現地時間午前9時15分頃に発生。ボートは人気の観光地であるデイマニヤット諸島方面への観光ツアー中だったと複数の現地メディアが伝えた。転覆した場所はマスカットの港からおよそ2.5海里(約4.6キロメートル)離れた地点で、当時、波が高く、海況が不安定であった可能性があるという。

沿岸警備隊が現場に急行し、遭難した乗客の救助活動を行った。大半の乗客は無事救出され、救命胴衣を着用していなかった乗客もいたが、このうち2人が軽傷を負い現場で手当てを受けた。

一方、死亡した3人の遺体は法的手続きのため関係当局に引き渡された。フランス外務省は公式コメントは出していないが、オマーン当局はフランス政府および遺族に対し深い哀悼の意を示し、支援を行う意向を明らかにしている。オマーン外務省は声明で「被害者の家族に心からの哀悼と深い同情を表するとともに、負傷者の一日も早い回復を祈る」と述べた。

事故原因については捜査が進行中であり、警察と海事当局が慎重に調査を進めている。初期の報告では、エンジンの不具合が水の浸入につながった可能性や、海況の急変が影響したとの見方も報じられているが、確定的な要因はまだ明らかになっていない。現地メディアはボートが突然大量の水をかぶった後にバランスを崩して転覆したとの証言もあると伝えている。

オマーンはその自然の美しさとダイビングスポットで国際的な観光客を引き寄せている一方で、観光船の安全管理に関する規制や運航基準の徹底が改めて問われる事態となった。今回の事故を受けて、オマーン当局は観光業界全体の安全対策の見直しと強化を進める方針を示しており、今後の調査結果に基づき具体的な改善策が打ち出される見通しである。

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