イラン革命防衛隊の兵士2人死亡、反体制派が攻撃=国営メディア
兵士たちは反体制派とみられる勢力の攻撃を受けたとされる。
の兵士と地対空ミサイル(Getty-Images/AFP通信).jpg)
イラン西部クルディスタン州で革命防衛隊(IRGC)の兵士2人が攻撃を受け死亡した。国営イラン通信(IRNA)が7日に報じた。
それによると、兵士たちは反体制派とみられる勢力の攻撃を受けたとされる。
IRNAは当局者の話しとして、「この攻撃でIRGCの兵士2人が死亡、3人が負傷した」と報じている。
それ以上の詳細は明らかになっておらず、当局もコメントを出していない。
IRGCは1979年のイラン・イスラム革命後に設立された軍事組織。最高指導者に直属し、体制の維持と保護を主要な任務とする。正規軍とは別組織であり、軍事、政治、経済、情報活動など多岐にわたる影響力を持っている。陸・海・空の軍事部門に加え、対外工作を担当する精鋭部隊「コッズ部隊」を有し、中東諸国の親イラン勢力を支援していることでも知られる。
また、国内の反体制運動の鎮圧にも関与しており、政権の安全保障装置としての性格が強い。米国をはじめとする西側諸国からはテロ支援組織と見なされており、国際的な制裁の対象となっている。一方で、イラン国内では経済活動にも深く関わり、建設業や石油産業などの主要分野で大きな役割を果たしている。