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▽トルコ工業ビジネス協会(TÜSİAD)の会長と同協会の諮問委員会の委員長は誤解を招くような情報を流し、司法手続きに影響を与えようとしたとして、検察に出頭した。
2022年6月30日/スペイン、首都マドリード、トルコのエルドアン大統領(Manu Fernandez/AP通信)

トルコのエルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領を痛烈に批判した2人のビジネスリーダーが検察に出頭し、事情聴取を受けた。現地メディアが19日に報じた。

それによると、トルコ工業ビジネス協会(TÜSİAD)の会長と同協会の諮問委員会の委員長は誤解を招くような情報を流し、司法手続きに影響を与えようとしたとして、検察に出頭したという。

両氏は先週の会合で政府の経済政策を批判。エルドアン氏のリーダーシップに疑問を投げかけていた。

この会合後、複数のジャーナリストと野党関係者も取り調べを受けたとされる。

エルドアン氏はこの報道後、TUSIADを批判した。「もしあなた方が企業団体であるならば、企業団体としての振る舞いを学ぶべきだ。国民を挑発したり、国家機関を挑発したり、司法に圧力をかけたりしてはならない...」

当局の取り調べの対象となったのは親クルド派の人物ばかりであった。

捜査当局は18日、テロ組織に指定している「クルド労働者党(PKK)」との関係で告発された282人の容疑者を逮捕した。

オスマン帝国時代から続くトルコ人とクルド人の紛争は1980年代に本格化し、数万人が死亡したと考えられている。

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