◎レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は24日午前の時点で3754人、負傷者は1万5626人。
2024年11月24日/レバノン、首都ベイルート、イスラエル軍の空爆(AP通信)

レバノン政府は24日、イスラエル軍による首都ベイルートへの過去24時間の空爆で少なくとも29人が死亡、67人が負傷したと明らかにした。

それによると、複数の建物が全壊し、行方不明者の捜索が続いているという。

救助隊とボランティアがベイルート中心部など、複数の地区でがれきの下敷きになった人たちを捜索していうる。

AP通信によると、イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は24日夜、レバノンの過激派ヒズボラとの停戦ついて協議する会合を開いたという。

この会合には複数の政府高官や治安当局者が出席し、米国特使が先週、ヒズボラに示した停戦案などについて協議したという。

ネタニヤフ氏は先週、ホッホシュタイン(Amos Hochstein)米大統領特使と会談し、レバノン停戦の可能性について協議した。ホッホシュタイン氏はヒズボラとイスラエル間の停戦について話し合うため、ベイルートを訪れていた。

一方、イスラエル軍は24日、レバノンからイスラエル領内に向けて約250発のロケット弾が発射されたと報告した。

これにより、最大都市テルアビブに近い中部全域に空襲警報が発令された。

現地メディアによると、テルアビブの東方約11キロの地区で少なくとも3人が負傷したという。

APは煙を吸い込んだり爆風により少なくとも3人が軽傷を負い、病院で手当てを受けたと報じている。

レバノン国境に近いイスラエル北部の町でも男性が爆発の破片で軽傷を負ったと伝えられている。

イスラエル軍はこれに応戦し、ベイルートを含むレバノン全土を空爆したとみられる。

レバノン侵攻におけるレバノン側の死者は24日午前の時点で3754人、負傷者は1万5626人。

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