◎事件は18日遅くに発生。殺害されたのはパレスチナ出身のイスラエル系アラブ人の実業家。車内で銃撃を受け死亡した。
トルコの警察当局は19日、イスタンブールでイスラエル系アラブ人の男性が殺害されたことを受け、大規模な捜査を開始した。
それによると、事件は18日遅くに発生。殺害されたのはパレスチナ出身のイスラエル系アラブ人の実業家。車内で銃撃を受け死亡した。他に男性2人が負傷し、病院で治療を受けている。
地元テレビ局は殺害された男性の息子の話しとして、「父は政治とは何の関係もない」と伝えている。
イスタンブール警察は襲撃の動機について、「金銭をめぐる争い」と説明。直接関与したと思われる3人の容疑者は銃撃から2時間半以内にブルガリア国境を越えたと明らかにした。
イスタンブール知事室はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「容疑者たちは警察の追跡を妨害するために3台の車を使い分けた」と書き込んだ。
それによると、少なくとも7人がこの襲撃に関与していたという。
イスタンブール警察はその後、「容疑者は亡くなった実業家と面識があり、借金を理由に事件を起こした」と声明を出した。警察は4人を逮捕し、2つの銃器を押収したという。
負傷した2人のうち1人は重体、もう1人は足を負傷し、入院している。