トルコ南西部沖で移民船沈没、14人死亡、2人行方不明
沿岸警備隊の巡視艇4隻が行方不明になっている2人の捜索を続けている。
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トルコ南西部沖のエーゲ海で18人の移民を乗せたゴムボートが沈没し、14人が死亡した。沿岸警備隊が24日、明らかにした。
それによると、アフガニスタンを含む2人が生還し、2人が行方不明になっているという。
沿岸警備隊は声明で、「ボートは南西部ボドルムを出発後、まもなく浸水し始め、沈没した」と述べた。
生存者の1人は6時間泳いで岸に到達し、もう1人は近くの島で発見された。沿岸警備隊の巡視艇4隻が行方不明になっている2人の捜索を続けている。
移民たちはギリシャを目指していたとみられる。
ギリシャは豊かな西欧(特に英独仏)への亡命を求める移民の中継地であり、トルコ西岸とアフリカ北部リビアやチュニジアに拠点を置く人身売買組織が頻繁に利用している。
その多くがトルコ沿岸からギリシャの島々へボートで横断を試みる。
ギリシャ当局は中東の紛争が移民の急増をまねていると指摘。昨年拘束した不法移民は6万人を超え、23年比で50%近く増加した。最も多かったのはシリア人であった。
