◎ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は10日午後の時点で4万4758人、負傷者は10万5834人となっている。
イスラエル軍は10日、パレスチナ・ガザ地区全土への空場を継続し、この24時間で少なくとも13人が死亡、数十人が負傷した。ガザ当局が明らかにした。
カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、中心部への空爆で7人、南部への空爆で少なくとも6人が死亡し、行方不明者の捜索が続いているという。
イスラエル軍は10日未明に中部ヌセイラトの難民キャンプを空爆、7人が死亡し、多数の負傷者が出た。
ガザ当局は倒壊した建物から7人の遺体を回収、多数の負傷者を救出したと報告している。死亡した7人のうち3人は子供であった。
ヌセイラトへの空爆では少なくとも3つの建物が全壊したと伝えられている。
ガザ南部ラファへのドローン空爆では少なくとも6人が死亡。パレスチナ通信(WAFA)が報じた。
それによると、少なくとも2つの地区で大きな爆発が確認されたという。
9日深夜にはガザ市北部の地区にある建物が空爆により倒壊。少なくとも1人が死亡し、多数が負傷した。
さらに9日夜にはガザ北部の避難民を保護する建物が空爆で倒壊し、20人近くが死亡した。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は10日午後の時点で4万4758人、負傷者は10万5834人となっている。
イスラエル軍は2カ月以上に渡ってガザ北部を包囲し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となった。