12月7日、イギリスの人気歌手リタ・オラ(30歳)は、エジプト旅行後の自己隔離に失敗したと認め、謝罪した。
リタ・オラは先週、西ロンドンのレストラン、カサクルスで30歳を祝う誕生日パーティ(11月28日)を開催し、ロックダウン中の規則を破ったと認め謝罪している。
報道によると、リタ・オラはエジプトでプライベートパフォーマンスを行うために出国(11月21日)し、翌日帰国したという。
帰国後、リタ・オラにはイングランドの規則に基づく2週間の自国隔離が義務付けられていた。
しかし、リタ・オラは自己隔離の代わりに誕生日パーティを開催し、モデルのカラやポッピー・デルヴィーニュを含む友人約30人と接触した。
なお、エジプトのプライベートパフォーマンスの詳細は、メール・オン・サンデーに掲載されている。
同紙によると、リタ・オラはカイロのWホテルでヒット曲「I Will Never Let You Down」などを披露したという。
また一部の情報筋は、イベントにエジプトのアブドルファッターフ・アッ=シーシー大統領が出席していたと述べたが、真偽は定かではない。
リタ・オラは自分の行動を「批判に値する」と述べ、プライベートパフォーマンスで得た報酬は慈善団体に寄付すると発表した。
リタ・オラは声明の中で次のように述べた。
「私は最近、民間企業のイベントに出演する目的でエジプトに入国しました。そこで私はエジプト当局の要請に従い、コロナウイルス検査を受け、陰性を確認しました」
「帰国後も政府のアドバイスに従い、必要な期間自己隔離するべきでした。ご存知の通り、私は政府のアドバイスに従わなかった件で、今週初めに謝罪しています。あらためて、もう一度謝罪します」
リタ・オラは帰国後のテストで陰性だったことを強調し、次のように訴えた。
「ポップスターの謝罪の言葉は、それほど重要ではないかもしれませんが、同じようにルールを破る人が出るかもしれません。私のメッセージは単純です。ルールを守ってください」
「私が犯した過ちに価値はありません。代わりに、政府のアドバイスと国民保健サービス(NHS)の声に耳を傾け、必要な予防策を講じてください。私は批判を受け入れます」
一方、ケンジントン&チェルシー評議会は、リタ・オラがレストラン、カサクルスで開催した誕生日パーティに対する罰金1万ポンド(約140万円)をまだ支払っていないと述べた。
同評議会は西ロンドンおよび周辺地域の企業に罰金を科す責任があり、先週、「リタ・オラの案件については調査中」とコメントを発表していた。
一部の報道機関によると、リタ・オラ側は罰金を支払ったと主張しているが、同評議会の報道官は受領を否定したという。