◎シャキーラさんは現在、米フロリダ州マイアミに拠点を置いている。
コロンビアの歌手シャキーラ(Shakira)さんが新たな税務調査を受けることになったようだ。スペインの地元メディアなどが20日に報じた。
バルセロナ地裁は20日、シャキーラさんが税務調査に同意したと声明を出したが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
スペイン検察は2018年、シャキーラさんが2012~14年の間に1450万ユーロを脱税した告発。
同検察は昨年、シャキーラさんに禁固8年と罰金2400万ユーロを求刑した。
シャキーラさんは検察の告発をすべて否定。検察が提示した和解案もすべて却下している。
バルセロナ地裁は声明の中で、「シャキーラさんは2018年以降の2件の不正行為の可能性を調査することで地検と合意した」と述べているが、金額には言及していない。
昨年の裁判はシャキーラさんが2012~14年の間、どこに住んでいたかが争点になっている。
地検はシャキーラさんがその期間の半分以上をスペインで過ごしたため、スペインの法律に基づいて税金を納める必要があると主張している。
弁護団はこの主張を「馬鹿げている」と一蹴し、「シャキーラさんは法律に基づいて税金を支払い、さらに300万ユーロの追徴課税も収めている」と反論した。
シャキーラさんの事務所は20日、AP通信の取材に対し、「まだ調査の通知を受け取っておらず、現時点で言えることはない」と述べた。
シャキーラさんは現在、米フロリダ州マイアミに拠点を置いている。
シャキーラさんはスペインサッカー1部・FCバルセロナのジェラール・ピケ(Gerard Pique)選手と昨年まで交際。その間、バルセロナに住んでいたものの、昨年、11年の交際に終止符を打った。
昨年の裁判の公判期日は決まっていない。