Disney/ジョニー・デップ氏とジェリー・ブラッカイマー監督

ハリウッドレポーターの報告によると、名誉棄損裁判で敗訴したジョニー・デップ氏(57歳)は、元妻アンバー・ハード氏(34歳)も同じようにキャリアにダメージを受けるべきと考え、裏工作を仕掛けたという。

映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなどに主演した人気俳優のデップ氏は、元妻ハード氏への暴力を暴露したタブロイド紙The Sunを訴え、11月2日に敗訴した。

その後、デップ氏はロンドン高等裁判所に控訴したが、11月25日に控訴を棄却されている。

裁判官は棄却の理由について、「提案された控訴の理由は合理的ではない」と述べた。

ハード氏は裁判の中でデップ氏の暴力、薬物およびアルコールの過剰摂取について、「ジョニーはアルコールと大量の薬物に溺れ、私を打ちのめした。ジョニーはモンスターになった」と主張した。

アンバー・ハード氏:
「私はジョニーに平手打ちされ、押し込まれ、髪を引っ張られ、手榴弾のようにボトルを投げつけられた」

Getty Images/イギリス、ロンドンの王立裁判所、アンバー・ハード氏

報告によると、デップ氏は映画プロデューサーとして活躍する妹のクリスティ・デムブロウスキー氏を介して、ワーナー・ブラザース(WB)にハード氏が出演する予定の「アクアマン2」から彼女を排除してほしいと要請したという。

先月、デップ氏は声明で映画「ファンタスティック・ビースト」シリーズから撤退すると報告。「WBから辞退を求められ、同意した」と語った。

デップ氏はデムブロウスキー氏に宛てた手紙の中で、「WBは役を変更すべきだ」と記したという。

ハリウッドレポーターは、デップ氏がWBに訴えた作品は間違いなくアクアマン2だと報告した。

デップ氏のスポークスマンはコメントを拒否している。

Warner Bros/ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生、ジョニー・デップ氏

伝えられるところによると、ハード氏は「アクアマン2で予定通り主要人物のメラを演じる」と述べたという。

これに対し、ハード氏をアクアマン2から排除するというオンライン請願署名の受付が始まり、12月10日時点で170万人以上が賛同した。

賛同者によると、多くのデップファンおよびその他の映画ファンが「アクアマン2からハード氏を排除してほしい」と望んでいるという。

請願書には、「離婚以来、彼女はデップを滅ぼすために行動し、デップは磔にされた」と書かれている。また、ハード氏の家庭内暴力に関する告発はすべて虚偽と述べ、彼女自身が「家庭内暴力で有罪判決を受けた」と主張した。

デップ氏とハード氏は2011年に公開されたロマンスコメディ映画「ラム・ダイアリー」のセットで出会い、2015年に結婚。その後、紆余曲折の末、別居。2017年に離婚した。

なお、デップ氏はワシントン・ポスト紙の記事に対しても同様の訴訟を起こしている。

この訴訟はバージニア州の裁判所で来年開廷する予定。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク