◎K-POPスターのソウォン氏は、「ナチスの兵士に扮したマネキン」と並んで撮影した写真をインスタグラムに投稿した件について、経営陣を通して謝罪した。
Getty Images/GFriendのソウォン氏

2月1日、K-POPスターのソウォン氏は、「ナチスの兵士に扮したマネキン」と並んで撮影した写真をインスタグラムに投稿した件について、経営陣を通して謝罪した。

所属事務所の声明によると、ナチマネキンを笑顔で抱きしめるソウォン氏の写真は、昨年11月にカフェで行われたGFriendの撮影中に撮られたものだという。ソウォン氏はインスタグラムの投稿をすでに削除している。

経営陣は声明の中で、「ソウォンは非常にショックを受け、すぐに画像を削除しました。彼女はとても苦しんでいます。そして、非難を浴びるような画像を投稿したことに深い責任を感じています」と謝罪した。

ソウォン氏が所属するGFriendのファンおよびその他の韓国市民は、同氏に謝罪するよう呼び掛けていた。なお、ソウォン氏はナチマネキンの投稿以来、沈黙を守っている。

経営陣はナチスの制服が写っていたことを繰り返し謝罪し、担当スタッフは、「撮影当日の現地視察でマネキンの服に問題があることを認識していなかった」と述べた。

経営陣の声明:
「撮影場所に不適切な小道具があったことを事前に確認できず申し訳ありません。私たちは社会問題や歴史に注意を払わず、写真をアップロードしました」

ソウォン氏のインスタフォロワー数は80万人を超えており、その多くがナチマネキン画像を非難した。

ある韓国人ファンは、「私は本当に傷つき、うんざりしています。私の曽祖母はナチス収容所で亡くなり、私の大叔父は戦争で戦いました。謝罪する必要があります。謝罪しなければいけません」とツイッターに投稿した。

別の韓国人ファンは、「ナチスと一緒に写真を撮ることもひどいですが、そこにナチの制服を着たマネキンが置かれていたことも問題です」と書いた。

一部のファンは、「ソウォン氏はナチスを知らなかった」「セットの問題に気付かなかった担当者が悪い」などと述べ、ソウォン氏を擁護した。

ある擁護者は、「ヒトラーの治世は韓国の学校でも教えられています。しかし、私はカフェの中にしれっと置かれているマネキンの服がナチスの制服かどうかを認識できる自信はありません」と述べた。

Getty Images/ポーズを決めるGFriend

K-POPスターがナチス関連の問題で非難されたのは今回が初めてではない。

2018年11月、BTSはナチスの記章に似たバッジ付きのヘッドギアをかぶって写真を撮り、世界の注目を集めた。

ユダヤ人の人権団体、サイモン・ウィーゼンタール・センターはBTSを批判したうえで、「帽子に描かれているシンボルはナチスSS デスヘッドのロゴだった」と述べた。

その後、BTSの経営陣は、「影響を受けたすべての人に痛みと苦痛を与えたことを謝罪します」とメンバーの気持ちを代弁した。

ナチスのアイテムは一部のアジア諸国で人気を集めており、ナチの制服を好むコスプレファンも一定数いると伝えられている。

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