◎スピアーズ氏は2月9日の声明の中で「時間をかけて学び、普通の人になりたい」と述べ、ファンに称賛された。
アメリカを代表するポップスター、ブリトニー・スピアーズ氏は先日公開されたドキュメンタリー映画「フレーミング・ブリトニー・スピアーズ」の中で自分の人生、キャリア、恋愛、メンタルヘルスなどを公開した。
スピアーズ氏は2月9日の声明の中で「時間をかけて学び、普通の人になりたい」と述べ、ファンに称賛された。
全世界アルバムセールス1億枚以上のスーパースターの活動は、父親のジェイミー・スピアーズ氏との関係悪化以来、停止したままである。
2月9日、スピアーズ氏はヒット曲「Toxic」の動画とコメントをインスタグラムに投稿した。
ブリトニー・スピアーズ氏:
「私はステージに立つことが大好きです。でも、時間をかけて学び、普通の人になりたいです。日常生活を楽しむことも大好きです!」
「一人一人が自分の物語を持ち、他の人の物語を引き受けます。私たちは皆、それぞれ異なる生活を送っています」
「他人の人生(生活)を全て理解することはできません。その人の人生はその人にしか分かりません。それは全ての人に当てはまります」
有名人がプライバシーを失うことは珍しくない。10代でスーパースターになったスピアーズ氏はメディアとファンに持ち上げられ、パパラッチなどにプライバシーを侵害された。
スピアーズ氏のボーイフレンド、サム・アスガリ氏は先日、ソーシャルメディアで父親のジェイミー・スピアーズ氏を非難した。
サム・アスガリ氏:
「私と彼女の関係をコントロールしようとする誰かさんは、私たちの権利を尊重していません。皆にそのことを理解してほしいです」
ニューヨークタイムズが制作したフレーミング・ブリトニー・スピアーズは、スピアーズ氏の名声の高まりと同氏をめぐる様々な論争の内幕を描いている。ジェイミー・スピアーズ氏は娘の精神状態を懸念し、2008年以来、成年後見制度に基づき娘の財務などを管理してきた。
<成年後見制度>
・認知症やその他の精神疾患で財務管理能力を失った個人の財産を保護する制度。
スピアーズ氏は当時、自分の財産を管理できないと判断され、この制度の管理下に置かれた。
昨年11月、スピアーズ氏は成年後見制度の見直しを求める法廷闘争で敗れている。
スピアーズ氏の敗訴に多くのファンは憤慨し、「ブリトニーに自由を!」「ブリトニーはあなた(父親)の奴隷ではない!」と訴え、全米各地で#FreeBritney運動が展開された。
一方、ジェイミー・スピアーズ氏はCNNニュースのインタビューの中で、「私は自己の利益のためだけに娘を利用する者、娘を傷つけようとする者から娘を守っているだけだ」と語った。
この作品は長期に渡る成年後見制度の背後にある複雑な問題と、若くして世界の頂点に立ったスピアーズ氏が受けてきた扱いを描いており、一部の著名人も支持を表明している。
女優のサラ・ジェシカ・パーカー氏とベット・ミドラー氏は#FreeBritneyのスローガンをツイッターに投稿し、マイリー・サイラス氏は「私たちはブリトニーが大好きです」とインスタに投稿した。
グラマー誌はインスタグラムで、「ブリトニー・スピアーズに起こった問題の責任は私たち全員にあります」と謝罪した。
スピアーズ氏の私生活におけるファン、メディア、その他の関係者の憶測は、ダンサーのケビン・フェダーライン氏(2人の子供の父親)との結婚生活が崩壊した2006年以降も続いた。
スピアーズ氏はカメラの前で頭を剃り、不規則に行動し、無免許で当て逃げ事故を起こし、救急車で搬送され、自分や他者を傷つける恐れがあると診断された結果、親権を失った。
それ以来、ジェイミー・スピアーズ氏は娘の精神状態を懸念し、財産を管理すると同時に活動をバックアップしてきたと伝えられている。