トルコ・イズミルで山火事猛威、81歳男性死亡、数千人避難
最初の火事は6月29日に2地点で発生。乾燥と強風の影響で一気に燃え広がり、複数の地区に避難命令が出ている。
.jpg)
トルコ西部イズミルで発生した山火事について、消防当局は3日、高齢男性の遺体を収容したと明らかにした。
最初の火事は6月29日に2地点で発生。乾燥と強風の影響で一気に燃え広がり、複数の地区に避難命令が出ている。
地元メディアによると、高速道路が封鎖され、数千人が避難を余儀なくされているという。
イズミル県知事は81歳の男性が亡くなったことを確認した。死因は明らかになっていない。
消防は声明で、「道路封鎖などにより身動きが取れなくなっていた37人を救助した」と明らかにした。
数百人の消防士が航空機とヘリコプターの支援を受けながら消火活動に当たっている。
エーゲ海沿岸の観光地にも炎が迫っているという情報がある。
国営アナトリア通信によると、2日に少なくとも2地点で新たな山火事が確認され、3つの地区に続く道路が閉鎖されたという。
地元テレビ局が報じた映像には道路の両側が激しく燃える様子が映っていた。
トルコの沿岸地域では近年、山火事が多発。近隣のギリシャでも山火事が延焼中だ。