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米カリフォルニア州とオレゴン州で山火事拡大、数百人避難

米国西部の市民は過去数週間、うだるような暑さに悩まされてきた。
2025年8月7日/米カリフォルニア州ロサンゼルス郡郊外で発生した山火事(AP通信)

カリフォルニア州とオレゴン州中央部で発生した山火事が拡大し、数百人が避難を余儀なくされている。

カリフォルニア州消防局によると、ナパ郡の山火事は24日の朝までに26平方キロメートル以上に拡大したという。鎮火率は11%と報告している。

この山火事により約190人が避難を命じられ、360人が避難勧告を受けた。

ナパ郡当局は500棟の建物が影響を受ける可能性があると警告している。

オレゴン州ではデシューツ郡とジェファーソン郡で山火事が拡大。88平方キロメートル以上が消失し、約4000軒の家屋を脅かしている。

オレゴン州政府は約1万人が何らかの避難通知を受けたと明らかにした。

地元メディアによると、2000人を超える消防士が両州で活動中。

出火原因は明らかになっておらず、ケガ人の情報もない。

米国西部の市民は過去数週間、うだるような暑さに悩まされてきた。

ワシントン州、オレゴン州、南カリフォルニア、ネバダ州、アリゾナ州では来週も危険なレベルの気温が続くと予想されている。

米国の山火事シーズンは通常、10月末頃まで続き、11月に入ると落ち着くことが多いが、近年は地球温暖化の影響でそれ以外の時期にも発生するリスクが高まっている。

カリフォルニア州ロサンゼルスで今年1月に発生した山火事では29人が死亡、1万6000棟以上の建造物が消失した。

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