キプロス南部で山火事延焼中、1人死亡、建物被害も
被害の全容は明らかになっておらず、複数の建物が消失したという情報がある。
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地中海の島国キプロスの警察当局は23日、南部の山火事が発生した地域で1人の遺体を発見したと明らかにした。
それによると、避難命令が出ている地域をパトロールしていた警察官が車内で死亡している人を発見したという。
性別と死因は明らかになっていない。
地元メディアによると、12の集落に避難命令が発令中。沿岸部のリゾート地からも目視で炎を確認できるという。
被害の全容は明らかになっておらず、複数の建物が消失したという情報がある。
地元テレビ局が報じた映像には民家とみられる建物が炎に包まれる様子が映っていた。
フリストドゥリディス(Nikos Christodoulides)大統領は声明で、「極度の高温と乾燥が続いているため、新たな火事を起こさないことが重要だ」と述べ、市民に対し、屋外で火を取り扱う際は注意するよう促した。
またフリストドゥリディス氏は250人以上の消防士が南部の山火事現場に集まり、消火活動や市民の避難をサポートしていると述べた。
出火原因は明らかになっていない。
近隣のギリシャとトルコでも山火事が延焼中だ。
トルコ中部エスキシェヒル県では23日、消防士と救助隊員少なくとも10人が死亡し、14人が負傷した。