スペイン・マドリード郊外で山火事発生、住宅地に煙流入

消防当局は17日午前の時点で30平方キロメートルが焼失したと報告している。
2025年5月17日/スペイン、首都マドリード郊外で発生した山火事(AP通信)

スペイン・マドリード郊外で山火事が発生し、首都上空にが流れ込んでいる。

この山火事はマドリードの南西約50キロに位置するカスティーリャ・ラ・マンチャ州で15日に発生。地元当局は市民に対し、自宅にとどまり、窓を閉めるよう呼びかけている。

消防当局は17日午前の時点で30平方キロメートルが焼失したと報告している。

建物被害とケガ人の情報はない。

消防が地上と空から消火に当たっている。

地元メディアによると、山火事の煙がマドリード方面に流れ、17日午後には空がオレンジ色に染まったという。

スペイン、イタリア、ギリシャ、ポルトガルなどでは5月中頃から気温が急上昇し、山火事が多発。各地で最高気温が40度を超え、50度近くに達した地域もあった。

スペインの気象台が全国に山火事注意報を発令する中、マドリードの17日の最高気温は37度に達した。

カタルーニャ自治州で今月初めに発生した山火事では2人が死亡した。

政府は14日、過去2ヶ月間の猛烈な熱波により国内で1180人が熱中症とみられる症状で死亡したと明らかにした。

EUの統計によると、6月25日から7月2日までの間に欧州の12都市で熱中症とみられる症状で亡くなった人は2300人に達したという。

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