スペインで山火事延焼中、2人死亡、高温と乾燥で急拡大

この山火事は1日遅くに発生。黒煙の高さは1万4000メートルに達した。

スペイン・カタルーニャ自治州で発生した山火事が極度の高温と乾燥の影響で一気に燃え広がり、これまでに2人が死亡した。当局が2日、明らかにした。

この山火事は1日遅くに発生。黒煙の高さは1万4000メートルに達した。

スペインのメディアによると、カタルーニャ自治州で発生した山火事としては過去最大規模。穀物畑を含む約16平方キロメートルが焼失したという。

地元当局は2日、2人の農家が車に乗って山火事から逃れようとした際に亡くなったと発表した。死因は明らかにしていない。

消防は山火事が一時的に時速28キロメートルの速さで拡大したと報告している。

消防によると、約500人の消防士が現場で対応に当たり、2人が負傷し、地元の病院で手当てを受けたという。

当局は1日夜、約1万4000人の住民に対し、屋内に留まり、いつでも避難できる準備を整えるよう促した。

2日のカタルーニャ地方の最高気温は39度に達する見込みである。

南欧は先週から猛烈な熱波に見舞われている。