米ウェストバージニア州洪水、死者6人に、行方不明者の捜索続く
16~18日にかけてさらに雨量が増える見通し。マリオン郡の48時間雨量は多いところで300ミリに達している。
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米ウェストバージニア州北部で発生した洪水について、地元当局は16日、これまでに6人の遺体を収容し、2人が行方不明になっていると明らかにした。
モリッシー(Patrick Morrisey)州知事は声明で、「14日以降の大雨により、ウェストバージニア州は極めて深刻な打撃を受けている」と述べた。
またモリッシー氏は「緊急事態宣言を維持し、州消防・警察と連邦緊急事態管理庁(FEMA)の職員がマリオン郡で捜索活動を続けている」と説明した。
国立気象局(NWS)によると、14日午後に同州北部の一部地域で大雨となり、30分間で60~100ミリの雨量を記録したという。
地元当局は複数の車両が氾濫した河川に流されたと報告している。
15日にはマリオン郡でアパートの一部が崩れた。地元テレビ局が報じた映像には、救助隊が現場に駆けつける中、損壊した建物から水が噴き出す様子が映っていた。
アパートの住民は現在、近くの州立大学に開設された避難所に身を寄せている。
NWSによると、ウェストバージニア州では16~18日にかけてさらに雨量が増える見通し。マリオン郡の48時間雨量は多いところで300ミリに達している。