スポンサーリンク
▽国立気象局(NWS)はミズーリ州、アーカンソー州、ミシシッピ州、ルイジアナ州、イリノイ州、インディアナ州の6州で30以上の竜巻が発生したと報告している。
2025年3月16日/米アーカンソー州ケーブシティ、竜巻が通過した地区(AP通信)

米国中西部から南部の広い範囲で発生した竜巻と山火事について、現地メディアは16日、これまで37人の死亡が確認されたと報じた。

南部オクラホマ州とテキサス州では山火事が延焼中。消防によると、オクラホマ州では16日午前の時点で300棟近くの家屋や建造物が全焼し、約700平方キロメートルが焼失したという。

国立気象局(NWS)はミズーリ州、アーカンソー州、ミシシッピ州、ルイジアナ州、イリノイ州、インディアナ州の6州で30以上の竜巻が発生したと報告している。

カンザス州、テキサス州、オクラホマ州では竜巻により10人以上が死亡。警察と消防が被災地で捜索・救助に当たっている。

ミシシッピ州政府は15日夜に非常事態を宣言。16日午後に最新情報を共有した。それによると、同州内では少なくとも12個の竜巻が観測されたという。

ミシシッピ州では6人が死亡、27人が負傷。行方が分からなくなっていた3人の生存が確認された。州内の23の郡が被害を報告し、12の郡が緊急要請を行ったという。

トランプ(Donald Trump)大統領は16日、自身のソーシャルメディアに、「ホワイトハウスは中西部と南部に影響を及ぼしている竜巻と暴風雨を注視している」と書いた。

またトランプ氏は「アーカンソー州に州兵が展開された」と明らかにした。

ABCニュースによると、被害を受けた州の複数の自治体が州兵の派遣を要請しているという。

被害の全容は明らかになっておらず、各州政府が調査している。

NWSは広い範囲に出している暴風警報を継続中。竜巻や雹(ひょう)に警戒するよう呼びかけている。

<竜巻の勢力>
▽F0:風速 17~32(m/s)
▽F1:風速 33~49(m/s)
▽F2:風速 50~69(m/s)
▽F3:風速 70~92(m/s)
▽F4:風速 93~116(m/s)
▽F5:風速 117~142(m/s)

アフィリエイト広告
スポンサーリンク