▽テキサス州からデラウェア州まで、20の州政府が市民に不要不急の外出を控えるよう勧告している。
米南部の広い範囲で大雪が続き、20の州が警戒態勢に入っている。現地メディアが10日に報じた。
それによると、テキサス州からデラウェア州まで、20の州政府が市民に不要不急の外出を控えるよう勧告している。
アラバマ州、アーカンソー州、ジョージア州、テネシー州、テキサス州の各州知事はこの嵐を受け、非常事態を宣言した。
一部の州では1.5メートルを超える積雪を確認。複数の幹線道路が封鎖され、多くの町が孤立状態になっている。
アーカンソー州では都市部でも30センチの積雪を記録。雪に慣れていない市民が雪かきに追われている。
オクラホマ州とテキサス州の一部でも30センチの積雪。州都オクラホマシティでは9センチ、テキサス州アマリロでは25センチの雪が積もり、過去10年で最多の積雪となった。
ミシシッピ州では20センチ、アラバマ州では15センチの積雪。多くの都市でスリップ事故が相次いでいる。
テネシー第2の都市メンフィスでは18センチの積雪。40年ぶりに記録を更新した。
ジョージア州の大都市アトランタの積雪は5センチで、過去7年間で最も多くなった。アトランタ北部の積雪は15センチを超えた。
この嵐により、10日午後の時点でアトランタ、シャーロット、ダラス、ナッシュビルなど、全米で2600便以上が欠航を決めている。
国立気象局(NWS)によると、寒波は11日も南部に居座る見通し。