◎米国の山火事シーズンは通常、10月末頃まで続き、11月に入ると落ち着くことが多い。
米国北東部で山火事のリスクが高まり、気象台が8つの州に警報を出した。
国立気象局(NWS)によると、対象地域の16日の湿度は20%を下回り、山間部の風速は15~25メートルに達する見通し。
17日は多少改善するものの、それでも北東部の大部分が来週までは山火事に警戒する必要がありそうだ。
米国の山火事シーズンは通常、10月末頃まで続き、11月に入ると落ち着くことが多い。
しかし、今年は11月に入っても季節外れの高温と乾燥が続き、山火事の発生リスクが高い状態が続いている。
北東部地域では今後数日間、測定可能な雨の予報は出ていない。NWSによると、20~21日にかけて雨になる見通し。
ニューヨーク州やニュージャージー州はこの数週間、ほとんど雨が降っていない。この雨不足は8つの州の干ばつ状態を現在の「中程度」から「深刻」に悪化させる可能性がある。
一方、西海岸北西部には低気圧が陸上に移動し、雨やかなりの積雪をもたらす見通し。
カスケード山脈とロッキー山脈北部の大部分に警報が発令され、ワシントン州からユタ州までの6州を覆っている。山岳地帯、特に標高600メートル以上の地域の降雪量は60センチに達する可能性がある。