▽テキサス州、ルイジアナ州、アーカンソー州、ミシシッピ州、アラバマ州の5州で28日に少なくとも34個の竜巻が報告された。
米テキサス州、竜巻(Getty Images)

米国南部の広い範囲で竜巻を伴う大荒れの天気となり、少なくとも2人が死亡、複数の建物で被害が確認された。現地メディアが29日に報じた。

それによると、テキサス州では28日に2つの竜巻が確認され、同州ブラゾリア郡とスプレンドラで複数の家屋が全壊したという。

テキサス州、ルイジアナ州、アーカンソー州、ミシシッピ州、アラバマ州の5州で28日に少なくとも34個の竜巻が報告された。

テキサス州では少なくとも1人が死亡。同州マンベルの市長はABCニュースの取材に対し、「複数の建物や学校で被害が確認され、停電も発生している」と語った。

被害の全容は明らかになっておらず、消防・警察・自治体が連携して調べている。

ミシシッピ州では少なくとも1人が死亡、2人が負傷。同州知事がX(旧ツイッター)への投稿で明らかにした。「被害調査は現在進行中であり、夜通し続く...」

テキサス州には竜巻注意報が発令されている。気象台はF2~F5クラスの竜巻が発生する可能性があるとして、市民に警戒を呼びかけている。

<竜巻の勢力>
▽F0:風速 17~32(m/s)
▽F1:風速 33~49(m/s)
▽F2:風速 50~69(m/s)
▽F3:風速 70~92(m/s)
▽F4:風速 93~116(m/s)
▽F5:風速 117~142(m/s)

気象台は29日、テキサス州、ルイジアナ州、ミシシッピ州、アラバマ州で不安定な天気となり、竜巻の発生リスクが高い状態が続いていると警告した。

これらの地域では年末にかけてF3以上の竜巻が発生する可能性がある。

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