◎気象台はイングランド南部の一部地域の24時間雨量が120ミリを超える可能性があると警告している。
イギリス・ロンドンを含むイングランド南部が大雨に見舞われ、市内のサッカー場を含む複数の施設や家屋が被害を受けた。現地メディアが23日に報じた。
気象台によると、一部地域の22~23日の雨量は100ミリ近くに達し、複数の民家が床上浸水したという。
ロンドンのこの時期の1カ月雨量は50ミリ前後である。
市近郊にあるサッカースタジアムは大雨の影響でピッチの一部が陥没。24日に予定されていた試合が中止になった。
市内の複数の道路が封鎖され、一部の路線も運休となった。
気象台はイングランド南部の一部地域の24時間雨量が120ミリを超える可能性があると警告している。
ロンドン消防局は23日、洪水関連の通報を約350件受けたと明らかにした。
それによると、冠水したアンダーパスに突っ込み車内に閉じ込められたり、自宅からの避難支援、地下駅、道路、民家、企業での浸水などが確認されたという。
消防によると、負傷者は報告されていない。
イングランド中部も一部地域で大雨となっている。