◎この土砂崩れは首都カンパラの東方約280キロに位置する山岳地帯の集落で27日に発生。100人以上が生き埋めになったと伝えられている。
ウガンダ東部の地区で発生した土砂崩れについて、赤十字は29日、これまでに20人の死亡を確認し、行方不明者の捜索が続いていると明らかにした。
この土砂崩れは首都カンパラの東方約280キロに位置する山岳地帯の集落で27日に発生。100人以上が生き埋めになったと伝えられている。
この地区周辺では前日から大雨となり、複数カ所で土砂崩れが発生し、6つの集落が被害を受けた。
ウガンダ赤十字社は125棟の家屋が全壊したと報告している。
ウガンダ赤十字社の担当者は29日、現地の記者団に対し、「29日の捜索で4人の遺体を新たに収容し、病院で治療を受けていた1人が亡くなった」と語った。
また担当者はこの土砂崩れで約750人が住居を失い、そのうち216人が近隣の学校に身を寄せていると明らかにした。
中央政府は現地に陸軍を投入し、被災者を支援している。
地元当局は重機を投入するとしているが、現場につながる道路も土砂に覆われ、車が通行できない状態。東部では29日も雨が降り続き、2次災害のリスクが高まっている。