◎アラビア半島でこのような大雨は珍しい。雨がほとんど降らないため、治水対策が進んでおらず、このような雨が降ると鉄砲水が発生する。
2024年4月16日/アラブ首長国連邦ドバイ、冠水した道路(AP通信)

アラブ首長国連邦(UAE)ドバイで16日、大雨により主要幹線道路の一部が冠水し、数十台の車両が路上に放置された。

隣国オマーンも豪雨に見舞われ、子供を含む18人が死亡、行方不明者も出ている。

UAEのメディアによると、雨は15日午後から強まり、世界最大規模のドバイ国際空港の運航にも影響が出たという。

ドバイの15日午後以降の雨量は120ミリを超えたと報告されている。UAEの年間雨量は地域によって異なるが、100ミリ以下がほとんどである。

報道によると、ドバイ中心部のいくつかの道路が冠水し、閉鎖された場所もあったという。

UAE全土の学校が暴風雨の影響でほぼ休校になった。政府職員の多くがリモート勤務となり、民間企業や小売店も営業を自粛した。

UAEを含むアラビア半島でこのような大雨は珍しい。雨がほとんど降らないため、治水対策が進んでおらず、このような雨が降ると鉄砲水が発生する。

バーレーン、カタール、サウジアラビアでも雨が降った。

アラビア半島の東端に位置するオマーンではここ数日の豪雨で少なくとも18人が死亡。その中には、鉄砲水に巻き込まれた10人ほどの小学生が含まれている。

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