◎台湾全土で学校、公共施設、観光地が閉鎖され、夏休み中の旅行者は大急ぎで国際線に乗り込んだ。
台風3号が台湾とフィリピンに接近し、台湾で3人、フィリピンで少なくとも13人の死亡が確認された。当局が24日、明らかにした。
台湾のメディアによると、台風3号は全土に大雨と強風をもたらし、220人以上が負傷したという。
台湾全土で学校、公共施設、観光地が閉鎖され、夏休み中の旅行者は大急ぎで国際線に乗り込んだ。
航空各社によると、25日には日本、中国、その他へのフライトの多くがキャンセルになるという。鉄道は25日の午後3時まで運休する予定だ。
フィリピンでも広い範囲で大雨となった。
台風3号はフィリピンの離島に接近、モンスーンの雨を強めた。
国家災害対策本部によると、この5日間の大雨により、少なくとも12カ所で地滑りが発生、複数の自治体で浸水被害が確認され、少なくとも13人が死亡、約60万人が避難を余儀なくされたという。
首都マニラの南方に位置するバタンガス州の山あいの町では25日朝、地滑りに巻き込まれた妊婦と子供3人の遺体が収容された。