台風13号が中国南部を通過、数万人避難、各地で暴風雨

13号の中心気圧は24日遅くの時点で950hpa、最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルとなっている。

大型の台風13号（カジキ）が24日、中国南部の海南島と広東省の周辺地域を通過し、広い範囲に大雨と強風をもたらした。

13号は南の海域を通り抜け、ベトナム中部に上陸する見通しである。

13号の中心気圧は24日遅くの時点で950hpa、最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルとなっている。

中国中央テレビ（CCTV）によると、暴風雨に備えて約2万人が避難したという。

多くの漁船が港に戻り、2万1千人を超える乗組員が陸地に上陸した。

ソーシャルメディアで共有された動画には強風で木の枝が折れる様子や、停泊中の船が大きく揺れる様子が映っていた。

中国の気象台は海南島で45メートルの暴風を記録したと報告している。

海南島南部の降水量は多いところで350ミリに達すると予想されている。

CCTVは当局者の話しとして、「現時点で負傷者の情報はなく、関係自治体が情報を集めている」と報じた。